インジェクション金型:アンダーカットのある成形品

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スライドコア加工方式と傾斜ピンの角度について

アンダーカット(コアまたはキャビ面にある突起物)が、パーティング(コアとキャビの境界:金型を開くライン)面より、上または下に付いている場合、スライドコア加工方式にてほとんどの成形品の問題を解決できます。

スライドコア加工方式とは、コア側(内側)に問題のある箇所があれば、その部分だけ、スライド(移動)させる部分を加工し、傾斜ピンの角度によって、問題無く成形品を取ることができます。

傾斜ピンの角度は、突起物が大きければ大きいほど角度と太さを大きくします。

標準では、30°~60°、⌀ 15~⌀ 30が普通です。

もし、アンダーカットがわずかな成形品の場合では、PP樹脂を使用することで、ほとんど問題無く、取ることができます。

株式会社ヤマト

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